
更新日:2023.11.30となりのオットセイその9
となりのオットセイその9
今日はクラウドファンディングの展示場工事がおこなわれている間、ミナミアフリカオットセイたちが、どんな様子であったかお伝えできればと思います。
オットセイの飼育スペースは、展示場以外の場所は広くはないのですが、小さくもサブ運動場があるおかげで、日なたぼっこなどはできていました。
しかし、やっぱり退屈しがちです。
なので、お気に入りのおもちゃで遊んでみたり...
施設点検のスタッフさんをじっくり観察したり...。
そんなに見つめられては、お仕事がしにくそうです(笑)
実はこの施設点検に来てくださった方も、クラウドファンディングにご協力いただいたと伺いました。
本当にたくさんの方から応援していただいたなぁと、感激です!
改めて感謝申し上げます。
さて、担当の私もいつもと違うことをしてみようと、視点を変えて写真を撮ったりしていました。
これはハジメの顔ですが、体の毛にご注目ください。
オットセイの体毛は、黒くツルンとしているように見えますね。「シイタケみたい」と、よく言われます。
でも乾くと全然、違って見えるのです。
次の写真をご覧ください。
眼の上方の毛は乾いてきていて、右側は濡れている状態です。
乾くとこんなにボリュームが出るのですね!
そして、完全に乾くと次の写真のようになります。モコモコでかわいらしい雰囲気になります。
フワフワです!
ちなみに巻貝みたいなものは、耳たぶです。
オットセイの耳たぶも、これがまた面白いんですよね...(この話はまた今度)
触ってみると、この通り。
オットセイの体毛は、上毛と下毛の2層構造になっていて、水が体に触れないようになっています。
私が触っているのは、上毛です。
濡れるとピタッと体に沿って、防水機能を果たすので、毛自体がかなりしっかりしています。
ちなみに下毛は、ダウンコートのようにフワフワで密です。
海という厳しい環境で生きるために進化したオットセイの体毛、本当にすごいなと思います。
かっこいいぞ、オットセイ!
今日も掃除でビチョビチョの飼育展示係 五十嵐