更新日:2023.01.13ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・横浜お馴染みのようで...??編~
ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・横浜お馴染みのようで...??編~
Jambo~~(「`・д・)「ガオオォ
前回のブログ:ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・よこはまお馴染み動物たち②編~
☆★旅スケジュール★☆
1日目■日本発
2日目■ケニア・ナイロビ着
3日目■ニャクエリの森
4日目■ニャクエリの森
5日目■移動+小学校訪問
6日目■マサイマラ国立保護区
7日目■マサイマラ国立保護区
8日目■マサイマラ国立保護区
9日目■移動
10日目■マサイマラ大学訪問
11日目■シェルドリック動物孤児院
12日目■帰国
今回は、横浜お馴染み番外編です(`・ω・´)
似ているようで、似ていない動物をご紹介していきます!
まずは、こちら!ズーラシアでご覧いただけるリカオンです。
そしてこちらが野生のハイエナです。
リカオンの展示場の前でよく「ハイエナがいるよ~」と聞こえてきますが、リカオンとハイエナは違う動物です!
見た目は確かに似ているのですが...
リカオンはイヌ科
ハイエナはハイエナ科
というように、そもそも分類が違うんです!
ハイエナはイヌというより、どちらかというとネコ(ジャコウネコ)に近縁な種です。
ちなみに、リカオンは体重約20~40kgと小柄ですが、ハイエナは約45~90kgとかなり大柄です。
群れ構成もリカオンはパック、ハイエナはクランといった群れで(ライオンはプライド)異なる生態をしているので、ぜひこの機会に覚えてくださいね(^^)
続いてこちらの写真は、ズーラシアのアフリカの熱帯雨林ゾーンで暮らす...
アカカワイノシシです!とてもきれいな体色をしたイノシシで、「世界で一番美しいイノシシ」と言われています!
そんな赤褐色の体の色が名前の由来のようです。
そんなアカカワイノシシと同じ "イノシシ" ではありますが...
サバンナにいたのはこちらのイボイノシシでした☆★
イボイノシシは拓けた草原に生息していますが、ズーラシアで飼育しているアカカワイノシシは熱帯雨林の沼沢地や河川などの水辺近くに生息しています。
有名なライオンのアニメーション映画で登場するイノシシのキャラクターは、こちらのイボイノシシの方ですね(o´ω`o)
続いては、ズーラシアのアフリカンバードハウスでご覧いただける
フサホロホロチョウです!
ホロホロチョウ類の中では最大で、ハゲワシ(Vulture)のような頭部と頸部に羽毛が乏しい外観が英名(Vulturine)の由来となっています。
サバンナにいたのはホロホロチョウでした♬
フサホロホロチョウに比べると少し体が小さく、家畜としても飼育される種類です。ホロホロチョウ類だけでも様々な種類がいるので、ぜひ興味のある方は調べてみてくださいね(・ω・)
ちなみに、マサイの人は日本語の「ホロホロチョウ」の発音がとても気に入ったようで、何度も「ホロホロチョウ♫ホロホロチョウ♫」と繰り返していました!笑
そして最後は、、、
ズーラシアのアフリカのサバンナゾーンのアイドル♡(だと私は思っている)ミーアキャットです(o´ω`o)
ミーアキャットは「キャット」と名前についていますが、ネコの仲間ではありません。マングースの仲間です!
そんなミーアキャットにそっくりな...
シママングースを観察することが出来ました!
ミーアキャットもマングースも群れで暮らし、穴を掘ったり、二本足で立ち上がって見張りをしたりと、似通った性質を持っています。
大きな違いは生息地です。そして、ミーアキャットは巣穴に入った時など耳を閉じることが出来ますが、マングースはそれが出来ないようです。
ミーアキャットは主にサソリを捕食するので、サソリの毒耐性がありますが、マングースにはないと言われています。しかし、毒ヘビ等を捕食していることから、もしかしたら多少の毒耐性はあるのかもしれません。
どちらにしても、両者とも小さい体でとてもすばしっこく動き回り、気性の荒い一面もある動物なので、過酷な環境下でも力強く生き延びているんだなということが分かりますよね。
さて!横浜シリーズは今回で終了です。
次回はケニア在住獣医師・滝田明日香さんが実際に行っているお仕事体験です!お楽しみに(o´ω`o)
飼育展示係 鈴木(由)