更新日:2022.04.26カンムリセイランぴよぴよ通信【最終回】
カンムリセイランぴよぴよ通信【最終回】
みなさま、こんにちは!
すっかり春らしくなってきました。
春といえば新年度!新年度といえば、動物園では担当動物がかわるタイミングでもあり、私も担当動物が変わった職員の一人です。
なのでSNSで24回にわたって発信してきた【カンムリセイランぴよぴよ通信】はこのブログをもって最終回とさせていただきます。
2021年の7月に孵化したヒナたちはふわふわの羽毛の時期はとても短く、
1ヶ月もすれば母親と同じ模様の羽が生えそろい、
6ヶ月もすれば見た目も大きさもほぼ母親と変わらないくらいあっという間に成長しました。
まわりの職員からは「もうヒナじゃない!」と言われながらも、毎日見ている私にとっては表情やしぐさがいつまでもヒナだなぁと感じていました。
4月20日、21日で生後9か月になり、まもなく1歳になります!
ここまでケガや病気等なく元気にすくすく育ったことがとても嬉しいです。
子育て上手で温厚な母親にも心から拍手を送りたいです。
そして、2020年の6月に孵化したヒナもまもなく2歳を迎えます。
こちらのヒナは展示場で育ったため、多くのお客様に成長を見守っていただきました。
ひとり立ちをし、獣舎に移動してからも元気に過ごしています。
私が担当している間に孵化したこの3羽のヒナたちはみんなメスでした。
母親にいろいろなことを教わりながら育ったヒナたちは、将来な卵を産んで、たくさんのヒナを育てる母親になってくれることを願っています。
また、ヒナ以外にも成鳥のカンムリセイランを飼育しているので、この先も繁殖をしてみなさまに嬉しいご報告ができる日を楽しみにしています。
そして、いつでもラブラブなカンムリシロムクのペアや
人工育雛で育ったため、非常に人馴れしており、いつもそばに来ていたオオミカドバト
といった異なる3種の鳥類を担当し、大変勉強になりましたし、鳥のかわいさを知りました。
いつも賑やかな鳥たちの声が聴けなくなるのは少し寂しいですが、時々のぞきに行こうかなと思います。
最後になりましたが、ブログやSNSを通じて少しでも多くの方にカンムリセイランをはじめ、カンムリシロムクやオオミカドバトのことを知っていただき、興味を持ってもらえたなら幸いです。
新しい担当動物でも引き続きブログやSNSで発信していきたいと思います。
それでは!私が担当の最終日に撮った親子の写真で終わりにさせていただきます。
ありがとうございました!
~ぴよぴよ通信おわり~
【飼育展示係 くわばら】