
更新日:2022.02.26伝えたいこと
伝えたいこと
寒い日が続きますね。
ぱかぱか広場では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、全てのイベントを中止しています。
エサやり体験やひき馬体験のイベントがなくて馬たちも退屈そう?です。
モルモットとパンダマウスのふれあい体験は2年近く中止しています。モルモットとパンダマウスはバックヤードで飼育しているので残念ながら皆様にお見せすることができませんでしたが、昨年よりモルモットは12:30〜13:30の時間限定で展示をしています。
モルモットを見ている子どもたちからは「さわりた〜い」という声もよく聞こえてきます。さわれないとわかると「つまらないから次に行こう」という子どももいれば、さわれなくても「かわいいな〜」とずっとモルモットを眺めている子どももいます。
さわれなくてもモルモットを見ることで何か飼育員から発信できることはないかと思い、いくつか掲示物を作ってみましたのでご紹介します。
ふれあい広場などでよく目にするモルモットですが、実は暗くて狭い場所が安心できて大好きなのです。
こんなところに隠れてしまうと来園者の方から見えにくくなってしまう・・・。
そこで、こんな掲示物を作ってみました。
見えにくいですが、モルモットの習性を伝えて、モルモットが安心できる場所は見えにくいところなんだと知ってもらうことができます。
もちろん見えやすいところにエサを置いたり、物陰でものぞき込めるように工夫はしています。
おいしそうに食べていますが・・・
急に大きな音がすると・・・
「バタバタバタ!!」我先にと物陰に隠れてしまいます。
手前の2頭はそんなことよりも食欲の方が勝ったようですね・・・。
また、モルモットの姿が見たくて大きな声で呼んだり、手を振ったりするのは逆効果です。怖いかも、危ないかもと思ったモルモットは物陰で息を潜めてしまいます。
そこで、こんな掲示物も作ってみました。
優しい気持ちで静かに待ってあげた方がモルモットも外に出てきてくれますよ。怖がりなモルモットに対する思いやりの気持ちが大切ですね。
最後にこんな掲示物もご紹介します。
クイズのように楽しみながら動物をしっかり観察できればと思い問題を作ってみました。
何匹いるか下からのぞき込むように必死に数えている子どもも見かけます。
今回は、動物の特性を知ること、相手の気持ちを考えて思いやること、生き物をよく観察すること、この3つを伝えることができたらいいなと思い作りました。ほんのわずかでも、動物を見る人たちの何かに変化を起こすことができるようにしていきたいと思います。
実際にさわることができてこそ伝えられることもありますが、さわることができなくても伝えられることをどんどん増やしていきたいな・・・。
ぱかぱか広場 北川健史