
更新日:2020.08.17カンムリセイランひなっこ成長記#3
カンムリセイランひなっこ成長記#3
みなさま、こんにちは!
暑い日が続きますね☀熱中症にはお気を付けください!
ひなっこ成長記第3弾です。(前回のブログはこちら)
※残念ながらヒナは1羽になってしまいましたが、かわいらしい瞬間や出来事を写真におさめて記録していましたので、しばらくは2羽と母親の過ごした時間を成長の様子とともにご紹介します。
キジの仲間は孵化してすぐ自力で餌をつついて食べることができます。
しかし・・・カンムリセイランは少し親に頼る傾向が強いのかもしれません。
私が見ている限り、母親がくちばしにくわえたものをもらうことがとても多く、母親が一生懸命自分の餌を食べている間はぽけ~っと見ているだけということもあります。
母親がヒナに与えたいものをくわえてヒナを呼び、ヒナはそれをもらいます。
左のヒナがまずもらって
次に右のヒナも。しっかり交互にもらっていますね!
でもなかにはヒナたちが自分でつついて食べるものもあります!
それは・・・カンムリセイランの大好物。
ひとつは虫です。
育ち盛りのヒナたちに動物性たんぱく質を与えるために、普段の餌に追加してコオロギを少量与えています。
※コオロギが写っている写真を使用しています。虫が苦手な方はご注意ください。
ヒナたちにとっては少し大きい成虫のコオロギ。
母親ももちろん大好物なので、母親が全部食べてしまうかもしれないと思っていたのですが・・・
大きいコオロギを母親がすばやく捕まえました!
すると・・・
おいしいものあるよ~!というときにヒナを呼ぶクックックック、という声で鳴きながらヒナたちが来るのを待ち、くわえては落とす、くわえては落とすを繰り返して与えていました。
コオロギを前にヒナたちもこの真剣な表情!!
大きすぎるようだったので母親がつついて少し細かくしていました。
結局、母親はコオロギを食べずに全てヒナにあげていました。
自分の大好物を我慢して我が子に与えることができるんですね!!
そして餌を食べる時には2羽とも餌皿の中に入ってしまうことが多いです。
母は少し食べにくそうですが、2羽が母のくちばしを見つめる姿がとてもかわいいです!
この時期は2羽入っても余裕ですが、日に日に大きくなるヒナたち。
いつまで餌皿の中に入ることができるのでしょうか?
次回はヒナならではものをご紹介します!お楽しみに☆
【飼育展示係 くわばら】