更新日:2016.04.25もったいないので食べました
更新日:2016.04.25
もったいないので食べました
4月某日、強風が吹き荒れ園内のヤエザクラ1本が倒れました。
園内でも数少ないヤエザクラの植栽は、細い枝ながらもほぼ満開で見ごろを迎えていました。
捨ててしまうのはもったいないので...あっ、すみません。
担当動物たちが木の葉を食べたり満足するまで枝で遊んだりして楽しんでもらうために、日頃から木の枝に飢えている担当たちは、剪定した植栽や倒木を捨ててしまうのを「すごくもったいない」と思っています。
では、本題に戻ります。
サクラの木が倒れてしまったのは非常に残念ではありますが、毎年この時期サクラの芽吹きを待ち望んでいるサルたちにプレゼントをしました。
フサオマキザルは、おやつというより遊び道具に。
かわるがわる近づいてきては、花や枝をちぎって静かに遊んでいました。
野毛山動物園公式facebookにものっていたアカエリマキキツネザルは、サクラの枝にみんなでよじ登ったり花をかじったり想像以上のくいつきぶりでした。花も長持ちしたため、3日間くらい遊んでもらいました。
期待通りだったのはアビシニアコロブスです。
木の葉を主食としているコロブスにとって、サクラはこの時期だけのごちそうです。
木の枝に駆け寄って気が済むまで花を食べ続けていました。 (新藤いづみ)
