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キバラクモノスガメが今年も産卵しましたの写真

更新日:2014.08.24キバラクモノスガメが今年も産卵しました

更新日:2014.08.24

キバラクモノスガメが今年も産卵しました


大池の木立の隙間から、満開のサルスベリが美しく映える今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年もキバラクモノスガメが産卵しましたのでご紹介します。



実は今年は産まないのではないかと思っていたんですよ。仮設の爬虫類館で、冬場に冷やすことができなかった(キバラクモノスガメの生息地は乾季と雨季に分かれ、乾季には10数度まで気温が下がります)ので繁殖行動をとらないと思い込んでいたんですね。ところが、温度だけでなく湿度がスイッチになったようです。暖かくなってエアコンの暖房を切り、水を撒いて湿度が上がったら交尾を始めました。



近くに寄るとやめてしまうので、遠くから望遠で写真を撮りました。交尾が成立しているか分からなかったのですが・・・。



8月12日に産卵しました。掘り出して人工孵卵にします。また10ヵ月近くやきもきする日々が続きます。



人工孵卵の様子は爬虫類館で私が餌を準備する部屋の窓からご覧いただけます。隣にはヘビのジムグリの卵もあります。

ぜひ見にいらしてください。