
更新日:2020.03.16春の気配
更新日:2020.03.16
春の気配
季節の変わり目のせいか天気は安定しませんが、暦の上では冬眠していた生き物が目を覚ます日とされている啓蟄(けいちつ)を過ぎ、気温も徐々に暖かくなって春の気配が感じられるようになってきました。
野毛山動物園にいる生き物たちも徐々に動き出している様子で、先日ダチョウ舎で掃除をしていると扉の隙間からニホンヤモリが落ちてきました。冬眠から目覚めたばかりなのか動きが鈍かったので、少し写真を撮ってから物陰に逃がしました。別の日にはヒガシニホントカゲが塀の上で日光浴をしていたので、これからトカゲたちを見る機会も増えてくるかと思います。
(ニホンヤモリ)
(特徴的な足の裏)
動物だけではなく、植物も見られる種類が増えてきました。
ダチョウ展示場の人止め柵の中には春の七草の一つであるハコベやヒメオドリコソウ、ホトケノザなどの野草が目立つようになってきました。これらの野草は毒がないため、草刈りをした時にダチョウのグミ(メス)のおやつにしています。
(ハコベ)
(ヒメオドリコソウ)
(ホトケノザ)
新型コロナウイルスの影響で臨時休園が続いてしまっていますが、開園が再開できる頃にはサクラなども見頃を迎えると思うのでぜひ足を運んでみてください。
(飼育展示係 岡﨑)