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タナゴ舎の寒い冬の写真

更新日:2019.02.15タナゴ舎の寒い冬

更新日:2019.02.15

タナゴ舎の寒い冬

さて今回は、毎度おなじみ野毛山一地味な場所、タナゴ舎の近況を投稿します。

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夏はミヤコタナゴのために冷房を効かせて快適だったタナゴ舎ですが、現在はエアコンの運転も終了し、昼夜問わず外扉も開けっ放しの状態なので、前回紹介した夜行獣舎とは真逆で冬は極寒です。

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色鮮やかだったオスたちの婚姻色もすっかり薄れ、またこれくらいの寒さになると、タナゴたちの活動量や採食量もめっきり減り、一日の大半を水槽の底や隅で過ごしています。

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こちらはホトケドジョウたち。こちらも餌の時間以外は、水草の中に潜り込んで出てきません。
タナゴ舎の魚たちの繁殖期は春からなのですが、日長の変化とともに冬から春にかけての水温上昇が、魚たちを繁殖モードにするスイッチの一つになります。一見寒くて可哀想にも見えますが、実はこの冬の低水温も、魚たちにとっては重要なのです。
なので、冬の間も加温せず、自然界同様に水温をしっかり下げておくことが大切なんですね。

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しかしこちらの水槽だけは例外。
ここには昨年9月生まれの、冬に入る時点で全長が1㎝に満たなかったミナミメダカの稚魚たちが入っています。さすがに小さすぎて冬を越せない可能性が高かったので、ヒーターを入れて水温を20℃以上に保っています。ヒーターのお陰で冬の間もモリモリ餌を食べ、だいぶ大きくなりました☆

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さて飼育担当者としては、冬場は水の汚れの進行も遅くなるので、夏場の水槽掃除の忙しさから解放されホッとするとともに、一度の水替え作業が寒いこと寒いこと・・・(涙)
タナゴ舎で水槽掃除の時間に出くわした際は、「手が出てきたー!!」という大歓声とともに、寒さに震えながら頑張る飼育係を、心の中で応援していただけると嬉しいです(笑)。

何はともあれ、タナゴ舎のお魚諸君、春の繁殖期に向けて元気に冬を乗り切ろう!

(飼育展示係 伊原)