更新日:2021.02.03ラッキーとココロ、一緒に過ごせるかな?
ラッキーとココロ、一緒に過ごせるかな?
「ラッキー」の部屋を大胆にのぞきに来た「そら」。
これではシマウマたちが外に出られませんよ~。
さて、前回のブログから時間が経ってしまいましたが...「ココロ」と「ラッキー」の同居の練習についてご報告します。
「ラッキー」がやってきて1か月半が経った12月末までは「ココロ」とも柵越しではありますが、毎日一緒に過ごしてきました。その中では「ココロ」が先輩風を吹かせつつもお互いに攻撃的な様子は見られませんでした。
そこで、年末年始のまとまった休園日に2頭が一緒に過ごす練習を始めました。
これまで落ち着いて練習に取り組んできた「ラッキー」を先に展示場に出し、「ココロ」に近くに行くか行かないかの選択を任せました。すると、「ココロ」は一目散に「ラッキー」のもとへ!
どうなる???とドキドキする担当者をよそに、2頭は距離を取りつつエサを食べ始めました。
ここまでは特になにもなく、平和に終わるかと思いましたが...
「ラッキー」が「ココロ」の近くに来た際に...
エサを食べている「ココロ」のところへ「ラッキー」が登場。
少し顔を合わせたかと思ったら、「ココロ」が背中に飛びつきました!!!
「ラッキー」もお返ししようとして、案の定...怒られました(汗)
その後も近づき過ぎ!と「ココロ」が怒る場面もありましたが、
執拗に追いかけたり、攻撃を加えたりするようなことはありませんでした。
「ラッキー」が近づいてくると
「ココロ」は視線や態度で示し、「ラッキー」もこれ以上近づくと怒られると察知して回避します。
グレビーシマウマは親和的な仲間同士でもある程度の距離と取りながら過ごします。まだまだ関係が浅いにも関わらず、しっかりと相手に意思表示し、その相手の意思を読み取った2頭は上出来だと思います!
初日はお互いに様子を見ながら
絶妙な距離でそばに居ました。
砂浴びをして、のんびりとする余裕もみせる「ラッキー」。
今後も「ココロ」と「ラッキー」が性成熟を迎える前に、コミュニケーションを取り、2頭の関係性を築いていけるように様子を見ながら練習を重ねていきたいと思います。なお、まだまだ2頭の関係性は不安定なため、展示場を一番広く使えるようにして練習をしています。
次回は、約1か月の同居練習の間に訪れた2頭の変化についてご報告します。
(飼育展示係 落合)