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アカエリマキキツネザルの一年①の写真

更新日:2025.04.05アカエリマキキツネザルの一年①

更新日:2025.04.05

アカエリマキキツネザルの一年①

春になり、ジェットコースターのような寒暖差はありつつも暖かい日が増えてきました。

  

冬の間は小屋の中に引きこもりがちだったアカエリマキキツネザルたち。

彼らが本来暮らしているマダガスカル(マスアラ半島)は一年中温暖な気候で、寒いのは苦手です。

①巣箱に入っているアカエリマキキツネザル.jpg

 

しっぽを枕にして休んだり、天井にぶら下がってお腹を温めたり、ごろんと寝転んでくつろいだり...。

園路からはなかなか見えづらかったかと思いますが、こんな風に過ごしていました。

②巣箱で暖を取るアカエリマキキツネザル.jpg③巣箱で休むアカエリマキキツネザル.jpg

 

時には小屋の外で身を寄せ合い、エリマキ団子をつくることも。

この写真は全部で7頭います。見つけられますか?(ここまで大きいと、もはやエリマキ爆弾ですね)

④身を寄せ合うアカエリマキキツネザル.jpeg

 

ちなみに、気温が高ければいいのかというとそうではなく...。

夏は暑すぎて伸びています。

⑤止まり木で休むアカエリマキキツネザル.jpeg

 

マダガスカルも暑い時は30℃を超えますが、基本的には年中25℃ぐらいの過ごしやすい気候。

連日30℃超えの日本の夏は、彼らにとっては少し暑すぎます。

⑥岩にへばりつくアカエリマキキツネザル.jpeg⑦陰で休むアカエリマキキツネザル.jpeg

 

以前ブログで紹介したこともありますが、扇風機や日よけを設置したり、薄めた経口補水液で氷漬けにした餌を与えたりして、暑さをしのいでもらっていました。

  

最近は本来の生息環境に近い気温の日が多くなり、外に出ていることが増えています。

格子につかまったり鉄骨に寝そべったり、日向ぼっこスタイルは様々。

⑧格子につかまるアカエリマキキツネザル.jpeg⑨鉄骨に寝そべるアカエリマキキツネザル.jpeg

 

展示場と室内の間の渡り廊下も日向ぼっこスポットです。

⑩渡り廊下.jpg

 

中の様子はこんな感じ。あまりにも無防備です。

⑪渡り廊下で寝そべるアカエリマキキツネザル.jpeg

 

少し長くなってしまったので、続きは次回に。

  

飼育展示係 小島