更新日:2018.08.09うさうさの1か月
更新日:2018.08.09
うさうさの1か月
ある日、展示場清掃から動物病院へ帰ると、
先輩から「プレゼントがあるから覗いてごらん」と段ボールを指さされました。
恐る恐る覗いてみると...
ウサギがいました!!
この子はキュウシュウノウサギという
日本に多く生息しているノウサギの亜種です。
園内のコアラ舎にうずくまっているところを職員が保護しました。
保護時の体重は119gと小さく、足を伸ばしても体長は15cmほどでした。
まだ母親の母乳とウサギの主食である草を食べて生活をしている、いわゆる離乳食の時期です。
保護から2、3日は担当者も探り探りの飼育でしたが、自らミルクも飲み、
好き嫌いはありましたが(笑)草ももりもりと食べる手のかからない子でした。
これは保護から11日目の写真。
体だけでなくウサギのトレードマークの耳も大きくなりました!
顔だちも赤ちゃんではなく幼児くらいになってきましたね(笑)
これは保護から31日目の写真。
保護した当時の面影はないくらい立派に成長しました‼
今人気のピー〇―ラビットのようですね。
体重も462gと保護時の4倍近くへと伸びて、
うさんぽ(ウサギの散歩)の最中も自ら草を食べている様子が見られたので
野生に帰すことにしました。
ノウサギを保護しても成育させることは難しいと、周りからは聞いていたので、
大きく育ってくれて無事に帰すことができ、本当に安心しました。
元気でね、うさうさ!!(←担当者がつけた愛称)
傷病動物担当 うっちー