金沢動物園公式サイト

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金沢動物園とは

世界の希少草食動物を中心に飼育

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金沢動物園は横浜市の南部に位置し、ハイキングコースで繋がる円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域やいくつかの市民の森に囲まれた緑豊かな金沢自然公園内にあり、世界の希少草食動物を中心に飼育しています。
園内は、動物を生息地別にアメリカ区・ユーラシア区・オセアニア区・アフリカ区の4大陸に分け展示しています。
その他、ポニー・ヤギ・ヒツジなど家畜のいる『ほのぼの広場』やレストハウス・休憩広場があり、1日を通して動物や自然を愛でながら散策を楽しめます。
また、丘陵地帯のため眺望が良く、『しいの木山展望台』からは眼下に海の公園、八景島をはじめ東京湾、観音崎、遠くは房総半島などを眺めることができます。

園長から皆様へ

緑豊かな公園、動物や自然環境について楽しく学べる金沢動物園へ、ぜひご来園ください。

金沢動物園は昭和57(1982)年3月17日、野毛山動物園の分園として一次開園しました。当初はアメリカ区にオオツノヒツジなど3種 10点を展示しているだけでしたが、その後、昭和60年にはインドゾウの「ボン」と「ヨーコ」が、昭和61年にはコアラが、平成元年にはアミメキリンが入園し、現在約51種1156点の動物を飼育しています。

昭和63年4月に、野毛山動物園から独立して金沢動物園となり、平成4年10月には「ののはな館」が完成し、16年の歳月をかけ、金沢自然公園が全面完成しました。そして、平成26年5月には、累計1300万人のお客様にご来園いただきました。

金沢自然公園は、横浜市の南部丘陵に位置する自然の豊かな公園です。眺望もよく、約100mのローラーすべり台やバーベキュー広場などの施設もあります。公園内はウメやサクラ、ヤマユリなど四季折々の花が咲き、秋には紅葉が楽しめます。「おもしろ自然林」では草花の他、昆虫や鳥類、は虫類、両生類など様々な生き物が観察できます。また、併設する「ののはな館」では、周辺の自然を紹介する展示や講座、ガイドなども開催しています。

動物園では、人気者のコアラやゾウを飼育している他、アラビアオリックス・クロサイ・インドサイなど希少な草食動物の「種の保存」に力を入れています。その他、ヤギやヒツジとふれあえる「ほのぼの広場」や、身近な生物多様性を知っていただくため、横浜市内で見られる生きものの展示を行っています。また、環境活動の取り組みとして、ゾウなどの動物のフンの堆肥化なども行っています。

憩の場としてはもちろんのこと、見て楽しむだけの動物園ではなく、生物多様性保全や環境行動に気づき、行動する場として動物園及び自然公園を利用していただける事を願っています。
皆様のご来園を心からお待ちしております。

園長 小國 徹

沿革

金沢動物園の成り立ちを、当時のエピソードを交え、ご紹介します。

北アメリカ部分の公開 1982年~

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1975年(昭和50年)3月、金沢自然公園基本構想がまとまり、金沢動物園の建設が始まりました。
1982年(昭和57年)2月に北アメリカ部分が完成し、3月17日に野毛山動物園の分園として部分開園しました。
プロングホーン3頭、シロイワヤギ3頭、オオツノヒツジ4頭でのスタートでした。

南アメリカ部分の公開 1984年~

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1984年(昭和59年)南アメリカ部分が完成しました。はじめはビクーナ、コモンレア、ブラジルバク、カモハクチョウの4種が飼育展示されました。
このうちビクーナ以外は当初計画と違う動物種でした。
コモンレアはダーウィンレアの、ブラジルバクはベアードバクの、そしてカモハクチョウはクロエリハクチョウの代わりとして入園しました。
もちろん、その後無事に計画していた種に切り替えられました。金沢動物園の黎明期はこうした代役たちに支えられたのです。

ユーラシア区の公開 1985年~

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1985年(昭和60年)、ユーラシア区が完成しました。
ローランドアノア、ガウル、インドゾウ、インドサイ、スーチョワンバーラル、タンチョウはこの年に入園しました。
ニホンカモシカとカンスーアカシカは、事前に野毛山動物園から入園しました。

オセアニア区の公開 1986年~

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1986年(昭和61年)オセアニア区が完成しました。この年の10月、オーストラリア・クイーンズランド州からクイーンズランドコアラのオス2頭が寄贈されました。
その他、オーストラリアヒクイドリ、ヒガシオオカンガルー、キタオグロワラビーが入園しました。
オーストラリアウォンバットは翌年、オーストラリア・メルボルン市より寄贈され入園、また、アオバネワライカワセミは翌々年に入園しました。

アフリカ区の公開 1988年~

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1988年(昭和63年)4月、野毛山動物園から独立し、横浜市金沢動物園となりました。
5月にはアフリカ区が完成し、翌年3月、アミメキリンの公開によりアフリカ区が全面公開となりました。北アメリカ部分の開園以来、7年の歳月を要して全面完成しました。

動物取扱業

申請者名:(公財)横浜市緑の協会
名称: 横浜市立金沢動物園
動物取扱業の種別:販売70-0076、保管70-0077、貸出し70-0078、展示70-0079
登録年月日:平成20年3月6日
有効期間の末日:令和10年3月5日
動物取扱責任者:須藤一行