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ズーラシアの野鳥⑩の写真

更新日:2025.06.22ズーラシアの野鳥⑩

更新日:2025.06.22

ズーラシアの野鳥⑩

こちらのブログではズーラシア園内に生息する野鳥を紹介します。

(前回の記事はこちら:ズーラシアの野鳥⑨)

10回目の記念?に少し発見する難易度が高い鳥を紹介します!

オオタカ.jpg

 

オオタカです。

 

タカ目タカ科の鳥で、野生では鳥類や小動物を中心に食べる肉食の鳥です。写真は、動物病院で飼育している保護個体です。

怪我の治療後も野生復帰できる状態になかったため、動物病院(非公開)で暮らしています。

威嚇しているオオタカ.jpg

警戒心がとても強い鳥で、少しの音や人影でもバタついてしまうので、静かな環境で管理しています。

 

これまで園内に生息する野鳥を紹介してきた、こちらのブログ。

なぜ飼育個体のお話をしたかというと・・・園内で野生のオオタカを近くで観察することが難しいためです!

 

こちらは先日ころこロッジ付近の池の上空で発見したオオタカ。

肉眼で見たオオタカ.jpg

カラスと違う飛び方をしている鳥がいるな・・・と思って写真を連写!

拡大して・・・

オオタカ 拡大.jpg

さらに拡大して・・・。

オオタカ アップ.jpg

なんとか猛禽類だと分かりました!

 

タカ目の鳥の識別は奥が深く・・・なかなか難しいのですが、比較的近縁なツミ・ハイタカとの識別ポイントを紹介しておきます!

1. 体の大きさ:カラスくらい(ツミではハト程度)

2. 風切り羽の枚数:翼指(指のように見える羽)が6枚ある(ハイタカでは5枚)

スクリーンショット (24).png

などの理由で今回の個体はオオタカだと同定しました!

   

過去の観察事例としては、動物病院裏で幼鳥が目撃されたり、

動物病院裏にいたオオタカの幼鳥.jpg

ハトなどの鳥類を採食した痕跡(羽が散らばっている様子)が観察されており、

オオタカ食痕.jpg

 

生息していることは確実なのですが、なかなか姿が見えません。

職員内でも生体を見たことがある人は少数派のようです。  

 

肉眼での判別は難しいと思いますが、よーーく観察してみるとオオタカかもしれませんよ!!

🐤🐤🐤

さて、4月から園内の鳥類を紹介しているこのブログ。

ブログに書くぞ!という思いで改めて園内をキョロキョロしてみると、あっという間に10種まで発見することができました。

ズーラシア内にはまだまだ様々な鳥たちがいるようです。

また写真が撮れ次第、ご紹介したいと思います!

 

目指せ園内20種発見!!! 

傷病動物担当 尾形