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ベトナムキジのヒナ🐥2の写真

更新日:2024.06.21ベトナムキジのヒナ🐥2

更新日:2024.06.21

ベトナムキジのヒナ🐥2

前回のブログでは、バックヤードで3羽のベトナムキジを人工育雛中ですとお伝えしました。

今回は、孵化の時の様子をご紹介しようと思います🐣

前回のブログ:ベトナムキジのヒナ🐥

 

ベトナムキジは、メスが抱卵(ほうらん:卵を温めること)を始めてから23日目に孵化します。

人工で孵化させる場合も同じように、孵卵器(ふらんき:卵を温め孵化させる機械)で卵を23日間温めます。

卵はこんな感じで入っています。

IMG_3783.jpg

そして孵化予定日の前日。

いよいよ孵化に向けた最終準備です。

IMG_2456.jpg

安全に孵化できるように卵を移動させます。

 無事に孵化しますように!!と祈りながら家に帰りました。

 

そして孵化予定日の朝。ドキドキしながら孵卵器をのぞくと...

1羽目が孵化していました!

IMG_2482.jpg

よく鳴いていて、一安心。

午前中のうちに目も開き、立ち上がり、歩き回っていました。

ヒナ2.png

...それだけではなく、飛び跳ねたり、床をついばんでいたり。

キジは「早成性」。知っていながらも、つい、もう跳ねるの!?すごい!と思ってしまいました(笑)

 

「晩成性」であるオウギバトがウォークインバードケージで孵化した際、約1か月間は巣の中で親からピジョンミルクをもらい、満を持して巣立ちをしていました。

 一方で、ベトナムキジのヒナが孵化日のうちに動き回り、1日齢ですでに自分で餌を食べている姿を見て、改めて「早成性」と「晩成性」との違いを感じました。

 

そうこうしているうちに、同日午後、お隣の卵も嘴打ちが始まり...

大きなヒビが。

IMG_2507.jpg

そして夕方に2羽目のヒナが孵化しました!

IMG_2551.png

こちらも元気に鳴いていて少しホッとしました。

2羽目は孵化の瞬間を撮影できたので、後日みなさまにも共有いたします!!

 

次回は、育雛箱(いくすうばこ)へ移動後の様子をご紹介します!

 

3羽目のヒナは...?と思った方!3羽目のヒナは、先程の2羽が孵化した約2週間後に孵化しました。

後々登場しますのでこちらもお楽しみに🐣

 

まるやま