
更新日:2023.07.13地域の生きもの保全プロジェクト活動のご報告 ~6月~
地域の生きもの保全プロジェクト活動のご報告 ~6月~
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6月上旬には、自然体験林でゲンジボタルの調査を行いました。
昨年の調査ではたった1匹しか確認できませんでした。
自然体験林内の小川は土砂などがたまっていて、冬には水がなくなってしまうほどでした。
そんな状況の中、冬期には堆積しすぎた落ち葉の除去や水路周辺の草刈り、水路の整備を行い、今年はなんと20匹ものゲンジボタルを確認することができました!
ホタルの定着は諦めていたのですが、まだまだいることがわかったので、小川の整備を進めていきたいと思います。
そして、6月下旬には横浜市環境科学研究所の方にご協力いただき、定期調査を行いました。
調査では、以下の生き物たちと出会うことができました。
【トンボ類】 シオカラトンボ 5 /オオシオカラトンボ 20 /マユタテアカネ 5 /ショウジョウトンボ 4 /コシアキトンボ 1 /アジアイトトンボ 1 /クロイトトンボ 1
【哺乳類】 -
【鳥類】 カワセミ(鳴き声)/ウグイス(鳴き声)/ホトトギス(鳴き声)/ホオジロ(鳴き声)/ハシブトガラス/ハシボソガラス
【両生類】 ウシガエル /シュレーゲルアオガエル
【爬虫類】 ヒガシニホントカゲ 1 /ニホンカナヘビ 1
【魚類】 ―
【昆虫類】 ナガサキアゲハ 1 /キタキチョウ 3 /ヒメジャノメ 1 /ヤマトシジミ 3 /ベニシジミ 1 /モンシロチョウかスジグロシロチョウ 1 /キマダラカメムシ /ヒモミノガ /ゴマフリドクガ
【その他無脊椎動物】 アメリカザリガニ
【植物】 タシロラン
昨年は見つけられなかったクロイトトンボに出会いました。まだ暮らしているようですね!
一方、コフキトンボは見つけることができませんでした。昨年も1匹だけだったので、あまり適した環境ではないかもしれません。
ハスやスイレンが開花していましたが、範囲が年々広がり、最近では水面が見えなくなるほどになっています。これでは水辺の生き物に影響が出てしまいますので、間引きも行いました。今後も適切な生育範囲を探っていきたいと思います。
自然体験林ではタシロランを確認することができました。
7月と8月は、昨年は見つけられなかったチョウトンボと出会えるといいのですが、現状の環境では難しいかもしれません・・・
定期調査の職員を見かけたらぜひ声をかけてくださいね!
一緒に横浜・ズーラシアの自然環境についてお話ししましょう!
地域の生きもの保全P