更新日:2018.07.10エゴノキ えぐい木?
更新日:2018.07.10
エゴノキ えぐい木?
梅雨明け宣言のはずが、また梅雨に逆戻り・・?
なんだか不安定な天気が続きますね
本格的な夏までもう少し!の金沢自然公園のおすすめを紹介します!
今回は、この植物です!
初夏に真っ白な花をずらっと咲かせていたエゴノキが白くてかわいい卵型の実をつけています。
(2018.5月中旬ごろに撮影)
エゴノキの果皮には、エゴサポニンと呼ばれるせっけんに似た成分が含まれており、洗濯石鹸の代わりに利用されたそうです。
そのエゴサポニンが果実を食べた時に舌に残り、エグいことからそれがなまって、エゴノキとの和名がつきました。
また、麻酔効果もあるので新鮮な果実をすりつぶして川に流し、浮いてきた魚をとったりして
魚とりに使われたりもしたそうです!そんな活用があったとはびっくりです。
このエゴサポニンですが、まだ若い実に多く含まれているそうで、実が熟す11月ごろに急激に減少するそうです。
そのころだと実りの秋の季節。
動物たちに食べてもらうためなのでしょうか、生存のための知恵ですかね??
ほかにも、このしっとりとした湿度のためか金沢自然公園内で、今年もタシロランが咲いています。
タシロランの名前は、植物学者の田代善太郎さんが発見し、自分の名前を付けたことに由来しています。
準絶滅危惧種に分類されている植物です。今年も咲いてくれてよかった!
貴重な植物ですのでぜひ大切にみまもっていきましょう。
保護のため撮影場所等のご案内はしかねますのでご了承ください。
(らん)