更新日:2018.07.05梅雨明けって本当?の頃
梅雨明けって本当?の頃
今年は例年よりホトトギスの声が多く聞かれた気がしましたが私だけでしょうか?
このところの天気は、真夏を思わせるような日差しと湿気の多い暑さを感じます。
金沢自然公園の周辺の山も緑の濃さを増し、風の無い日はつらい暑さがありますが、風のある日は散歩やハイキングが楽しめます。水分補給はお忘れなく!
花ブログとしましては、変わらず園内を歩いて思ったことをそのままお知らせします。
まずは、ツメクサの仲間について、紹介します。
私はこの「ツメクサ」という名前は葉が爪に似ているから「爪草」と思っていましたが、実は「詰草」だということをある人から聞きました。
船での貿易が盛んな頃、陶器や磁器など割れてはいけない物の荷造りに、このクローバー系の植物を干し草にして詰めたことが、「ツメクサ」名前の由来です。
本園にあるツメクサを紹介します。いずれも飼育動物の飼料にされる帰化植物(外来種)です。
①ムラサキツユクサ (マメ科)園内各所
道ばたなどでよく見かけます。
②シロツメクサ (マメ科)園内各所
公園や道端でよく見かけ、花の冠を作ったり、腕輪を作ったりしましたね。
③クスダマツメクサ(マメ科)園内各所
黄色い花をつけ、シロツメクサよりやや小さい。
④コメツブツメクサ(マメ科)ののはな館周辺
黄色い花をつける、5㍉程の花です。
⑤ ブッドレア (フジウツギ科)園内各所
北欧ではこのブットレアをたくさん庭に植え「蝶の道」作りをするようです。
日本ではクサギなどが使われます。
花の数が多い、甘いにおいがする、蜜が多いなどが蝶を集める要因になっています。
⑥ アメリカデイゴ (マメ科)アメリカ区、オセアニア区
沖縄の県花のデイゴとは異なり、原産地は南アメリカで比較的耐寒性がありこの辺でも育ちます。
花は真っ赤で鶏のとさかを連想させますね。英名の種名には鶏のとさかの意味が入っています。
⑦ リョウブ (リョウブ科)園内各所
若葉はゆでておしたしにしたり、あえ物、味噌汁、ごはんの増量剤としたり、
古くから飢饉の時の食糧として利用したようです。
かつて官令によって植樹させたことから、令法「リョウブ」の名前が付きました。
⑧ ヒツジグサ (スイレン科)みずの谷
和名は「ヒツジグサ」。
ふつうの植物の気孔は葉の下面に多いのですが、浮水植物の場合は上面にあります。
日本原産のスイレンの花は白色です。
花は午前2時ごろから咲き始め午後2時(未〔ヒツジ〕の刻)頃に満開となることから、ヒツジグサの名前が付きました。
また、この花が夜は眠るように閉じることから水連〔スイレン〕とも呼ばれます。
⑨ 夏の東京湾をのぞむ 清戸橋から
夏の花サルスベリやムクゲの花も咲き始めています。
ののはな館前ではキキョウ、ギンバイカ、オオセンナリホウヅキ、ツノゴマ、キバナコスモスなどが咲いています。
by花咲じじい