更新日:2018.02.16いままでありがとう ヤギのチョコ
いままでありがとう ヤギのチョコ
昨年のクリスマス、ほのぼの広場のヤギのチョコが「縦隔腫瘍」のため死亡しました。
10月末から顔や足がむくみだし、いろいろな検査をした結果、
心臓近くに腫瘍のようなものができているのではないかという判断をしていました。
チョコは8歳。ヤギとしてはまだ高齢ではありませんでしたが、簡単な手術ではなく、
体に大きな負担がかかり、手術中に亡くなる可能性もありました。
悩んだ結果、手術はせずに仲間たちと一緒にいつも通りの生活を送らせることを選びました。
過去に別の動物が同じ病気で死亡した時は、食欲がなくなり、肩で息をしてとても苦しそうにしていたので、
チョコもやがて同じように変化していくものと覚悟していました。
でも、チョコの場合は、足取りは以前に比べ、ゆっくりになったものの、
他のメンバーと一緒に朝は展示場に行き、草を食べ、おやつタイムではお客様からニンジンや葉っぱをもらい、
日中は座ってのんびり反芻をして、夕方にはまたみんなと一緒に寝室へ戻ってきて、草を食べ休んでいました。
死亡する前日も、クリスマスバージョンのハート型にくりぬいたニンジンを他のヤギたちと一緒にお客様からもらい、
何一ついつもと変わらない様子でした。
本当にいつもと同じチョコでした。
仲間と一緒の寝室で草を食べ、眠り、そしてクリスマスの日に天国へ旅立ちました。
誰にも迷惑をかけることなく、すっと消えるように旅だったチョコ。
ツノが無く、控えめで、穏やかで、優しくて・・・
そんなチョコの性格を思うと、チョコらしい最期だったなあと思っています。
チョコが死亡してから、お客様からチョコのことを尋ねられたり、
死亡した事を知ったお客様がお花を持ってきてくださったりと、
みなさんにチョコが愛されていたことが、天国のチョコに届いていると嬉しいです。
ほのぼの広場でみんなを癒してくれたチョコ。たくさんの思い出をありがとう。(ほのぼの かそ)