
更新日:2025.04.23ハナイカダ
更新日:2025.04.23
ハナイカダ
ハナイカダ(ハナイカダ科)は、葉の上に花も実を付ける変わった木です。
4月ごろから葉の真ん中に4~5mmの花が葉にくっついて咲きます。
雄花は数個、雌花はふつう1個の花が咲きます。
雄花は咲き終えると消失しますが、雌花はその後、次第に大きくなって緑色の果実になり、8月ごろ葉の真ん中に黒く熟した実を付けます。
名前の由来は、そのような葉の真ん中にくっついた花や実を船頭に見立て、イカダに乗っている様子を表したものです。
意外なことに若葉はアクがなく、おいしく食用になります。 レシピを見ると天ぷら、おひたし、混ぜご飯、つくだ煮などがありました。
こんな事を書くと食べてみたくもなりますが、公園内の植物の採取は禁止されていますので、ご遠慮ください。
生育環境は、山野の湿気の多い肥沃な日陰や半日蔭地に、高さ2mほどの株立ち状に生えている落葉低木です。。
金沢自然公園では、その条件の揃う「しだの谷」で自生しています。
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