
更新日:2025.02.07クロちゃん
更新日:2025.02.07
クロちゃん
アオバネワライカワセミのクロちゃん(26歳)が、2/1の朝、展示室の地面に置いてある小屋の中にいました。翌日は雪で寒波がやってくる予報でしたので、飼育員の詰所のケージに連れていき、保温し、夕方獣医に補液をしてもらいました。
ここ数年は、寒くなると地面におり、上がれなくなるため、詰所に避難をし、飛翔訓練をしながら温かくなるのを待っていました。
今回も温かくなったら、展示場に戻る予定でしたが、残念ながら2/2の朝、死亡していました。解剖の結果、肝臓の色が悪く、肝疾患があったと思われますが、年齢によるものの可能性が高く、老衰ではないかということでした。
クロちゃんは人懐っこく、エサをねだりに来て、手や皿からエサを食べる珍しいカワセミでした。
ふっくらしたボディがかわいらしい人気者でした。
展示場のガラス付近の止まり木で、日向ぼっこすることも多く、近くで観察することもできました。
詰所で過ごしている間は、コアラのビデオ解析をしている脇で飛翔訓練をしていると、よく机に乗ってきました。クロちゃんが詰所にいると解析作業が楽しかったです。
今年の年始の「かなくじ」にも登場したクロちゃん。
金沢動物園で生まれ育った26年7か月。きれいな青い羽根、素敵な声、愛らしい姿でずっと私たちを癒してくれたクロちゃん。クロちゃんの最後の担当をさせてもらえてよかったです。クロちゃん、長い間、本当にありがとう。(アオバネワライカワセミ担当 かそ)