更新日:2024.08.13シカが流行っていると聞きまして。
シカが流行っていると聞きまして。
皆様こんにちは、ホンシュウジカ・タンチョウ担当です。
最近、なにやら巷で「シカ」が流行っているとかいないとか・・・。
せっかくならその波、乗るシカない!!
ってなわけで、まずは金沢動物園のホンシュウジカ2頭を紹介しましょう!
金沢動物園には2頭の「しか」がいます。どちらもメスのホンシュウジカ。
1頭目は「メイ」。
2010年6月11日に川崎市立夢見ヶ﨑動物公園で生まれ、2011年に金沢動物園へとやってきました。
金沢歴13年。
好きな食べ物は、にんじん、りんご、どんぐり・・・。
春から夏にかけてはイタドリ、カラムシなどの山野草も大好き。
木の葉も食べるし、ペレット(総合栄養食的な粒の食べ物)も食べる・・・。なんでも食べるタイプなんです。
チモシー(乾燥させた牧草)は残し気味。
性格は警戒心強め。一緒に暮らしているホンシュウジカのアズキのことも、人間のことも、警戒した様子で見ています。
一方、好物のどんぐりなどを持っていると、少し離れたところからソロソロと近づいてきて、全力で首を伸ばして手から食べる様子も見られるようになりました。
2頭目は「アズキ」。
2010年6月27日に川崎市立夢見ヶ﨑動物公園で生まれ、メイと一緒に2011年に金沢動物園へやってきました。
好きな食べ物は、にんじん、りんご、どんぐり・・・。
木の葉は好き嫌い激しく、旬のおいしいものがいいみたい。
春頃以降暖かい時期に採れるイタドリやカラムシといった山野草は大好物。
人が好きで、触られることもへっちゃら。
なんなら頭を差し出して、「ほら、撫でてよ」と寄ってくることもしばしば・・・。
担当者が使っているものに興味があるのか、ちりとりや、ほうきなどのにおいもチェックします。
パッと見、どっちがどっちだかわかりにくい2頭。
メイの方が体が少し大きかったり、アズキの左目の下には傷跡があったり・・・。
じっくり観察しないと見分けがつきにくいですが、ぜひお時間の許す限りいっぱい観察してみてください。
ここからは季節限定のお話。
ホンシュウジカは、夏と冬で模様が変わります。年に2回、換毛という時期がやってきて、全身の毛が生え変わります。
今の時期(夏ごろ)は、体色は明るい茶色に白い水玉模様「鹿のこ(かのこ)模様」です。
冬になると、全身こげ茶色。体色だけでも年に2回も楽しめますね!
↓夏の毛
↓冬の毛
秋には周りの風景と相まって、日本の山奥にいるような雰囲気を味わえたり。
金沢動物園のシカたちの魅力、まだまだ伝えきれていないですよね?
このブログや、最近シカに興味が湧き始めた皆様、ぜひ本物のホンシュウジカに会いに、金沢動物園へお越しください!
(金沢動物園一の人気を虎視眈々と狙っている担当者・谷)