
更新日:2020.02.15ゾウの寒さ対策
更新日:2020.02.15
ゾウの寒さ対策
みなさんこんにちは。
ゾウ担当の須藤です。
今年は暖冬と言われてますが、それでもやっぱり寒いですね。
ゾウ達は暖かい地方の動物ですが、体が大きいので体温が下がりにくく、動物園の開園時間帯くらいの気温なら外にいても平気です。ですがやっぱり寒いのは確かなので、いくつかの寒さ対策を行っています。まず、日中の寒さ対策として、寒そうな日や時間帯を見計らって40℃位のお湯を屋上から出してゾウが自由に浴びたり飲んだりできるようにしています。
(お湯を鼻にためているボン(オス)。この後、口に運んで飲んでいました。)
また、気温が特に低い日や雨雪が降っている日などは寝室への出入りを自由にし、雨宿りできるようにすることがあります。寝室内ではいつでも暖かいお湯が飲めるようになっています
夜間は寝室内を閉め切って外気が入らないようにして暖房をつけています。そのおかげで室温が15~20℃位に保たれています。また、最近では寝室の床におが粉(木の粉)を分厚く敷けるように施設を改修したので、以前のコンクリートの床よりも暖かく過ごせているのではないかと思っています。
(おが粉の敷かれた部屋)
これからも、ゾウがより快適に暮らせるように色々と工夫を続けていきたいと思っています。
ゾウ担当:須藤