今回のブログでは嬉しいお知らせをするはずでしたが、

悲しいお知らせをしなければならなくなりました。

5月18日の赤ちゃん誕生と、1才をむかえたイワオ。

たった一年でこんなに成長するオオツノヒツジのたくましさを

ご紹介しようと思っていましたが、イワオが突然亡くなりました。

↑イワオ、1才の誕生日にパチリ。

赤ちゃん誕生の少し前、5月9日に1才をむかえたイワオですが、

体も大きくなり自信がついていたのでしょう。

ここのところ、本当に生意気になってきていました。

1才年上のハナコよりも体重が重くなっており、

ハナコを角で追い払うこともしばしば。

大きな大人のオスにも挑みかかっていました。

赤ちゃんの頃から、あまりに体が大きく元気だったため、

いずれは群れのリーダーになるだろう、と名付けた

「岩王(イワオ)」という名の通りに元気に成長してくれていました。

↑お兄ちゃんになったイワオを撮影。すごい貫禄。

弟も生まれ、お兄ちゃんらしい貫禄が出てきた矢先の5月27日の朝、

獣舎に行くとイワオが立てなくなっていました。

あまりに突然の出来事に、

我々飼育員も獣医さんもただただ驚くばかりでした。

採血やレントゲン撮影などで原因を探りましたが、

はっきりせず、点滴等の治療を続けていましたが

29日にあっという間に死亡してしまいました。

内臓にも骨にもどこにも異常はなく、

はっきりとした原因はわからないままですが、

大きなオスに挑み、跳ね返され、

打ち所が悪かったのでしょうか…。

ヤンチャで存在感が大きかっただけに、

ぽっかりと穴が開いたようです。

イワオが赤ちゃんにどんな態度で接するのかを楽しみにしていたので

残念でなりません。

赤ちゃんは、両親ともに同じ、イワオの弟です。

↑5月18日に生まれました。翌日にお母さん(ザビコ)とパチリ。

去年、出生時にあまりに大きくて驚いたイワオよりも、

更に大きく元気な赤ちゃんです。

イワオの分まで長生きするように、

長寿の寿から「ジュタロウ(寿太郎)」と名付けました。

毎日、息をハアハアと切らせながら元気に走り回っています。

ハアハアしています。

このブログをお届けする頃には展示場デビューしているかもしれません。

今までイワオをかわいがってくれた皆様、

どうもありがとうございました。

とにかく元気なジュタロウです。

(半澤 紗由里)