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夏の風物詩の写真

更新日:2015.08.13夏の風物詩

更新日:2015.08.13

夏の風物詩

夏まっさかりの日々が続いています。
みなさんは夏の風物詩と聞いて思い浮かべるものは何ですか??

みんなで楽しく海水浴、迫力満点の花火、つめた?いかき氷・・・
などなどたくさんあると思います。

しかし、なんと言っても忘れてはいけない夏の風物詩があります!

それは・・・



イカしたツノがトレードマークのカブトムシです!

金沢動物園では毎年、夏になるとカブトムシの展示を始めます。
今年はカブトムシ放し飼いゾーンをリニューアルしたので、
さっぱりとした雰囲気の展示場になっています。





この展示場には現在、約700匹近くのカブトムシが放し飼いにされています。
ここにいるカブトムシには自由にさわることができるので、子供たちに大人気です!

さわる時には、ツノはどんな形なのかな?脚は何のためにとがっているのかな?など、
よ?く観察しながら、さわってみてくださいね!



さて、カブトムシは野生の場合、樹木からしみ出る樹液をエサにしています。


(写真はイメージです)

特に、コナラやクヌギなどの落葉広葉樹の樹液がお気に入りのようです。
本当は、動物園でも樹液を用意してあげたいのですが、
なかなか頭数分用意するのが難しいので自家製のゼリーをあげています。

材料は、片栗粉と三温糖(砂糖)、寒天、市販で売られているカブトムシゼリーの4種類を混ぜて作ります。

こちらが完成したゼリーです!



一回の量で約20kg作ることができるのですが、カブトムシはこの量を3日間で食べてしまいます。
あの小さな体で大食漢なのがうかがえますね・・・

ですが!

食べた後のエサ皿を見ると洗わなくても良いくらいきれいになっていることもあるので、
作ったかいがあったと嬉しく感じています。



そんなカブトムシですが、夏休みの間元気に活動していますのでぜひ一度、
元気な姿を見に来てくださいね。
また、「むし・虫・カブトムシ!展」ではヘラクレスオオカブトなどの外国産のカブトムシやクワガタムシも
展示していますので、日本のカブトムシと何が違うのか見比べてみるのもおもしろいと思います!



最後に、担当者から一つお願いがあります。
カブトムシも、私たちと同じ「命」をもった生きものです。
無理に引っ張ったりするとカブトムシも傷ついてしまいます。
カブトムシとふれあう時は、他の動物と同じように優しくさわってあげてくださいね!

(佐藤)