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オオツノヒツジの検査の写真

更新日:2015.08.04オオツノヒツジの検査

更新日:2015.08.04

オオツノヒツジの検査

動物園の動物も体調が悪くなることが時々あります。
そんな時に動物園の獣医さんは動物の検査をするのですが、
動物の場合は人間のようにおとなしく検査をさせてくれません。

そこで、動物に麻酔をかけて検査を行ったりするのですが、
少ないとはいえ、多少のリスクがある麻酔はなるべく避けたいのが本音です。

そこで、動物が暴れることなく、安全に治療ができるよう、
飼育員が動物に負担をかけないように、正しい方法で『保定』し、
獣医が検査を行います。


今回はオオツノヒツジを保定して、色々な検査を行いました。

まず保定ですが、元気な子の場合、飼育員が3人がかりで保定を行います。

1人が頭~肩、1人が体、1人が腰を抑えます。

正しい方法で行うことにより、動物に負担をかけず(苦しい思いをさせずに)

動物の動きを制御することができます。



保定を行ったところで、今回は採血を行いました。



採血以外にも、口の中の検査を行ったりもします。



また、生まれてすぐの小さな子の場合は、一人で保定することも可能です。

ここでは、鼻の中にいる細菌を検査するために、鼻の中に綿棒のようなものを入れています。



このように動物を保定することができれば、

麻酔をかけなくても様々な検査を行う事ができます。

(獣医:木戸)