イチロー、おつかれさま。どうもありがとう。

長い間、皆様に愛していただいたイチロー(♂)が、4月12日に死亡しました。13才9ヶ月でした。
決して年寄り、というほどの年齢ではありませんが、元々少し体が弱く、
すぐにおなかをこわしては下痢をしてしまうような子でした。

昨年秋頃より、原因不明の軟便が続き、検査や治療、投薬を続けてきましたが、
徐々に食欲も落ち、体重も減少していきました。
最期は起き上がれなくなってしまい、自分で餌を食べることもできなくなってしまいましたが、
ミキサーで作った野菜ジュースなど飲み、想像以上に長いこと頑張ってくれました。

イチローは、金沢動物園で生まれ、2頭のかわいい子どもを残してくれました。

メスにも押し負けてしまうほど、ちょっと気が弱いところがありましたが、

その分穏やかな性格でした。

通常は、他の個体と喧嘩をしてしまうので、単独で展示をしているカモシカですが、

こちらも穏やかなメス、クミと同居して2頭で展示できるほどでした。

ゆったりとした2頭が寄り添う姿は、見ていて微笑ましいものでした。

イチロー、13年間どうもありがとう。安らかに眠ってください。

イチロー(右)とクミ(左)の仲良しショット

(半澤 紗由里)

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