Zoo to Wildセミナーを開催しました!

1月31日(土)に「もしも、スズメを拾ったら?～野生動物救護の現場から～」と題し、

傷付き弱った野生動物の保護に取り組む活動に関するセミナーを開催しました。

当日は、定員の70名を超える満員御礼で、

多くの方にこの分野が興味を持たれているということを改めて実感しました。

日本獣医生命科学大学の羽山伸一先生と、

行徳野鳥観察舎の蓮尾純子先生を講師としてお招きし、

羽山先生には国内の野生動物救護の歴史について、

蓮尾先生には40年前にご自身で始められた行徳野鳥観察舎の歴史や活動内容について、

お二人ともたくさんの写真をご用意していただき、具体的なお話を聴くことができました。

動物園からは傷病鳥獣担当者が、金沢動物園における傷病鳥獣保護事業の活動内容について

昨年度の保護実績などを元にお話しさせていただきました。

 

港南台第一中学校生物部のみなさんによる

「もしも、スズメを拾ったら?」という寸劇スタイルの発表あり、

大盛り上がりのセミナーとなりました。

 

午後には、普段は一般公開していない動物病院の見学とガイドを行い、

獣医の診療室やレントゲン室、実際に保護されている動物たちを間近に見ながら、

保護原因や治療・リハビリの仕方など、見学していただきました。

今回セミナーを開催して、改めてみなさんの意識の高さを実感しました。

そして動物園として、野生動物が傷付いている原因や保護活動の現状を

伝え広めていくことの大切さを感じました。

 

毎月第3土曜日の13:30～13:40に「なるほどアニマルホスピタル」という

傷病鳥獣保護に関するガイドを行っています。

動物病院から出張して、動物も登場しますので、みなさんぜひ聞きに来てくださいね。

(渡辺)

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