
更新日:2025.05.02【獣医ブログ】動物病院大掃除!
【獣医ブログ】動物病院大掃除!
皆さんこんにちは!
動物病院担当です!
先日、空いた時間を使って病院事務所の大掃除を実施しました。
先日、開園26年を迎えたズーラシア。
もちろん病院にも26年の歴史があります。
病院を掃除していると出てくる出てくる、大量の資料や書籍、写真たち......。
今回は、大掃除中に掘り起こされた資料などを少しご紹介いたします!
まずはこちら👀
昔のアルバムです。
動物の診療において、写真や動画による記録は獣医内での情報共有や診療の振り返りのために重要です。
今は撮った写真・動画はすぐに共有フォルダに移し、すべてパソコン上で見ることができますが、昔はフィルムや現像した写真をアルバムに保存していました。
生きている動物達の写真だけでなく、死後の解剖時の写真や顕微鏡の写真など、診療時に記録したさまざまな写真が残る、貴重な資料です。
続いてはこちら。
日本野生動物医学会に所属する獣医学生向けに実施していた実習の日誌です。
当時参加していた学生は、現在では動物園獣医師として働いている方も多いそうです。
今は行われていない実習ですが、自分が学生の時にこの実習があれば参加したかったな~と思います。
続いて興味深かったのはこちら!
ズーラシアが開園するよりずっと前、昭和59年(1984年)に発行された野毛山動物園のガイドブックです。
昭和26年(1951年)に誕生した野毛山動物園は、ズーラシアよりも長い長い歴史を持ちます。
このガイドブックの中身を見てみると......?
なんじゃこの動物はー!?
お恥ずかしながら、この動物をはじめて知りました。
「パカラナ」という、アンデス山脈の低地の森林に生息するげっ歯類のようです。
生態の説明には「動作はのろく、攻撃力もないので、肉食獣にねらわれ、原住民にも狩られ」と書かれています。ふびん...。
パカラナ以外にも、ナマケグマやスプリングボックなど、今は日本の動物園で見られないような動物たちが数多く載っていました。
他にも、今でも飼育継続しているレッサーパンダや、今は野毛山では飼育していないもののズーラシアでは飼育しているインドゾウ・ホッキョクグマなど、多くの種類の動物が紹介されていました。
今とは飼育種数も種類も大きく異なり、野毛山動物園の長い歴史を感じました。
いかがでしたか?
途中からズーラシアではなく野毛山動物園の話になってしまいましたが、楽しんでいただけたでしょうか?
また病院で面白いものが発掘されたらブログでご紹介します!
☆病院班☆