更新日:2018.08.24キィァンガとトトの見分け方
キィァンガとトトの見分け方
ズーラシアからトトがやってきて早3ヶ月、金沢動物園では現在2頭のオカピを飼育しているのは、前回のブログでもご紹介した通りです。
今回はその2頭の見分け方を、前方ver.と後方ver.に分けてご紹介したいと思います。
前方ver.
正面の顔が見えるときは角に注目です。
オカピはオスにのみ2本の角があり、メスにはありません。
金沢動物園にいる2頭は両方ともオスなので角があります。
キィァンガ(左) トト(右)
キィァンガの角はどちらも同じぐらいの高さですが、
トトは右の角の方が少し長めなのが分かりますでしょうか?角度によってはトトの角が平行に見えてしまったりするので、まっすぐ真正面から見えるときに使える確認手段です。
こう見ると、顔つきも全然違いますね。(キィァンガは咀嚼中なので、もごもご顔です。)
後方ver.
注目すべきは尻尾。
一番簡単に見分けられる方法です。
オカピは本来、尻尾の先に「房毛」(ふさげ)という毛が生えているのですが、キィァンガにはありません。小さいころお母さんに愛でられ、尻尾の先をよく舐められていた結果、生えてこなくなってしまったようです。
お尻を向けていたら簡単に見分けがつきますね!
キィァンガ(左) トト(右)
他にも見ての通り、個体ごとに模様も違います。
キィァンガは太めに平行に模様が入っていますが、トトの模様はキィァンガに比べると細くて波をうっているように見えます。
尻尾だけでなく、ぜひ模様にもご注目ください。
その他にも、体の大きさやおなかの白い模様など違いはいろいろありますが、今回はこの辺で...。
1頭ずつの展示となっています。どちらが展示場に出ているかは、今回の見分け方を参考に確認してみてください。(展示している個体の名前は展示場に掲示しています。)
p.s. 8月2日でトトは12歳になりました!元気に日々を過ごしています。ぜひ会いに来てください!