
更新日:2025.06.11ゾウのトレーニング
更新日:2025.06.11
ゾウのトレーニング
動物は具合が悪いとき、具合が悪いと教えてはくれません。野生では弱っている姿を見せると外敵に襲われやすくなるなど、命に関わるため逆に隠そうとします。異常にすぐに気づいてあげられるように、普段の観察がとっても大切です。しかし、気づいてからの治療も大変です。そのため、予防も重要になります!今日はその予防のために何をしているのかを紹介します!
当園のゾウに対してはハズバンダリートレーニングをしています!健康管理のためのトレーニングのことです。
足が悪くならないように、足洗いや爪切り。
牙穴に汚れが詰まっていないかな?メスにも小さい牙があるので、牙が皮膚にあたって炎症をおこしていたりはしないかな?など、いろいろなことを気にしながらケアを行います。
人間が健康診断で採血をするのと同じように、ゾウも定期的に採血をします。
指示したことが上手にできたときには、エサをあげて褒めてあげます。このようにして、ゾウに協力してもらって日々の健康管理をしています。
トレーニングの中で無理をすると、二度と指示を聞いてくれないかもしれません。もしかしたら、近づいてきてくれなくなってしまうかも知れません。採血などの少し嫌がりそうなことをするときは様子を見つつ、たくさん褒めながら、少しずつ刺激にならしていきます。
ゾウの健康管理のためには、彼ら自身の協力が不可欠です。
トレーニングの様子はタイミングが合えば、雨天観覧から覗くことができます。見るときは静かに応援してあげて下さいね!一つ一つのトレーニングの内容もいつかブログで深堀してお伝えします!お楽しみに!
ゾウ担当 上夏井