更新日:2018.02.02雪の日の動物園 ~ニホンカモシカ~
更新日:2018.02.02
雪の日の動物園 ~ニホンカモシカ~
大雪が降った1月22日。
「雪の日の動物園 ~インドゾウ~」の続きです。
ニホンカモシカの展示場の様子を紹介します。
この日外に出ていたのは、「カイ」。
どこにいるか...分かりますか?
ちょっと分かりづらいでしょうか・・・。
実は、山のてっぺんで休んでいました。
雪景色とカモシカは本当によく似合います。
金沢動物園では4頭のカモシカを飼育しているので、バックヤードで
あと3頭がどう過ごしているのか気になり見に行くと...
サブパドックからヒョコッと顔が。
「ツバキ」です。
昨年、東京都立大島公園から引越しをしてきた個体です。
ずいぶん、体に雪が積もっている様子からすると、
しばらくは外で遊んでいたのかな?と思います。
バックヤードでは常にサブパドック(屋外)と寝室(室内)を開けているため、
カモシカ自身が好きなところを選んで過ごせるようにしています。
(▲なかなかのキメ顔?)
他の2頭(「クミ」、「ミミ」)は、雪には当たりたくない!という感じで
室内でのんびりくつろいでいました。
こんなところにもそれぞれの個性が出ていますね。
「ツバキ」はこんな雪へっちゃらよ!という感じで、外の展示場を眺めていました。
夕方になる頃、展示場に出ているカイを部屋に誘導します。
おかえりなさい。
以前は雨が強く降ったり、急に悪天候になると、
「早く部屋に入れてくれ~」という感じでよく鳴き、
落ち着きがなくなり、扉の前でウロウロしていた「カイ」が
この雪の中で堂々と、のんびり過ごしていて
知らぬ間に成長するんだなぁとしみじみ思った担当者でした。
(飼育展示係 松野)