
更新日:2024.07.07ムクゲ
更新日:2024.07.07
ムクゲ
ムクゲは、中国などの東アジアを原産とするアオイ科の落葉樹です。別名を「ハチス」とよばれています。
生け垣などして植えられ、枝はよく分枝して高さが3~4メートルになります。葉は互生し、長さ4~10センチの卵型で浅く3裂し、ふちには、あらい鋸歯があります。夏から秋にかけて長い間咲いているように見えますが、1日で散る「一日花」です。次々に開花するので花期は長く、7~9月にかけて開花しています。
花は、普通は紅紫色ですが白花や八重咲きなど多くの園芸品種があります。また、花はその年に伸びた枝の葉の脇に咲きます。花弁は5枚で中心部は紅色になるものが多く、シベは、多数の雄しべの集合体が花柱(雌しべ)を包み込むような構造で興味深いものがあります。ムクゲという名前は、中国名の「木槿(ムゥーヂィン)」や韓国名の「無窮花(ムグンファ)」が転訛したものです。また、後者のムグンファは花が咲き続けることを意味しています。
イースト