更新日:2023.11.09気候の変動
更新日:2023.11.09
気候の変動
朝晩が冷え込み始めた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。しかし「立冬」が過ぎた割には暖かく、11月なのに「夏日」が記録されています。
その影響か、秋なのに「サクラ」が咲いたというニュースを目にしました。金沢動物園のアメリカ休憩所裏にある休憩広場にも「河津桜」が咲いていました。
また、逆に開花が遅くなった植物もあります。毎年良い香りのする「キンモクセイ」は開花が遅れました。昨年は9月下旬には咲いていましたが、今年は10月下旬の開花となりました。
今年は「バクチノキ」の開花をよく観察できました。なんだろ坂の中段にあり、大きな大木になっています。「バクチノキ」はバラ科の植物です。「ウワミズザクラ」の花に似ていますが、開花の時期は「バクチノキ」の秋と、「ウスズミザクラ」の春で異なります。
両者で最も異なる特徴はその木肌です。「バクチノキ」の名前の由来は、樹皮が次々に剥がれ落ちるのを、博打(ばくち)に負けて身ぐるみはがれるのにたとえたものといわれています。赤い木肌を見ると納得してしまいます。
夏ほども暑くなく、冬ほども寒くなくお出かけしやすいこの時期にどうぞ金沢自然公園、金沢動物園にお越しください。
ののはな子