更新日:2022.10.31秋の七草「フジバカマ」
更新日:2022.10.31
秋の七草「フジバカマ」
日によって気温の変動の多い今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしですか?立春から数えて二百十日の台風シーズンも過ぎそろそろ落ち着いた秋が訪れそうです。
冬になる前のつかの間の秋の花々は、春や夏の花と一味違い趣のある花々が多いようです。秋の七草の一つ「フジバカマ」がののはな館前で咲いています。
フジバカマは中国原産で日本には奈良時代に渡来し、古代中国では香草として重用されたそうです。その香りは桜餅のような香りで、サクラとフジバカマはクマリンという共通する成分が含まれているので同じ香りがするのです。しかしフジバカマは近年個体数が減少して野生で見る事は珍しくなっています。
フジバカマの香りとスッとした立ち姿で秋の風情が感じられる植物なので、野生でもたくさん見られるようになると良いと思います。
またヒヨドリバナは、同じキク科ヒヨドリバナ属の植物で、フジバカマによく似ています。
サラシナショウマも咲き始めました。
どうぞ金沢自然公園に足を運んで秋をお楽しみください。
ののはな子