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サラシナショウマの写真

更新日:2022.10.05サラシナショウマ

更新日:2022.10.05

サラシナショウマ

漢字で「晒菜升麻」(サラシナショウマ)と書き、和名の由来は5~6月頃の若葉をゆで、流水にさらしてアクを抜き食べることができるからです。でもサラシナショウマに気付くのは、若葉の時期ではなく、9~10月頃の花の姿をみる時です。白い小さな花を無数につけ、ネコのしっぽのように咲かせます。茎は直立し、暗い湿った斜面からポヨンと生えています。金沢自然公園ではバーベキュー広場近くの斜面に生えます。サラシナショウマ2.jpg

よく似ている植物でイヌショウマ「犬升麻」があります。こちらは薬用として利用価値がないのでこの名前で呼ばれます。植物の名前ではイヌやキツネは利用価値のない場合によく使われます。花期はサラシナショウマと同じ時期になり、しだの谷エリアに多く生えます。

イヌショウマ6.jpg

両者は花の付き方に違いがあり、サラシナショウマの花は穂状に咲き、花柄があること、イヌショウマは花柄がないことが特徴となります。花柄があるかどうかは肉眼でも見えますが、ルーペで観察するのもよろしいでしょう。

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