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「赤い実」を付ける樹木の写真

更新日:2015.12.22「赤い実」を付ける樹木

更新日:2015.12.22

「赤い実」を付ける樹木

秋が深まり、木々が葉を落としていく中、赤い実をつける樹木があります。
ここ金沢自然公園でもそのような樹木が何種類も見受けられます。
今回はそれらの樹木を紹介します。

なぜ木々は、赤い実を付けるのでしょうか?
それは目立たせることによって、鳥に食べてもらうためです。
鳥が食べることにより、種を遠くに運んでもらえるからです。

まずは「ピラカンサ」からご紹介します。
バラ科で学名は「Pyracantha coccinea」といい、
炎のように赤い実をつけ、棘がたくさんあるという意味があります。


ピラカンサの実は、「ヒヨドリ」「ツグミ」「シロハラ」「アカハラ」「メジロ」などが食べに来ます。
実は未熟なうちは、毒があるので鳥たちは少しずつしか食べません。
これは、種を色んな所に運んでもらいたいという、植物の戦略です。

2月頃になると、実の毒が抜け、鳥たちの御馳走になります。
別名は「トキワサンザシ」といい、
毒の抜けたものを食べると、古くなったリンゴみたいな味がするそうです。


ちなみに5月頃に白い花をたくさんつけます。



次は「クロガネモチ」をご紹介します。
モチノキ科で学名は「Ilex rotunda」。円形のヒイラギという意味です。
ピラカンサに集まる野鳥と、ほぼ同様の鳥が実を食べに来るそうです。

クロガネモチの花は、5~6月に開花するのですが、
とても地味な花で、残念ながらあまり注目されません。
(来年の開花時には、写真を撮っておきたいと思います。)


もう一種「サンシュユ」を紹介いたします。
ミズキ科で学名は「Cornus officinalis」。
サンシュユウの実はジョウビタキ、エナガ、ムクドリなどが食べに来ます。



「サンシュユ」は3月頃に「春(はる)黄金(こがね)花(はな)」と言われる美しい花をつけます。


また実は、生薬として使用され食用にもなります。
サンシュユ酒が作れるそうです。


ちなみにちょっと食べてみました。
少し渋く酸っぱい味がします。


ぜひ、赤い実とそれに集まる野鳥に注目してみてくださいね!
(ののはな子)