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ヨウスコウワニの同居に失敗してしまいましたの写真

更新日:2015.03.10ヨウスコウワニの同居に失敗してしまいました

更新日:2015.03.10

ヨウスコウワニの同居に失敗してしまいました


またまた1か月のご無沙汰でございます。その間にカリンの冬芽がほころび始めてきました。園内にはジンチョウゲのほのかな香りも漂っています。皆様いかがお過ごしでしょうか。

昨年長い時間をかけて同居にふみきったヨウスコウワニのペアですが、先日事件が起こりまして同居を解消いたしました。



天窓が以前より大きくなり、明るくなった爬虫類館。つまり、爬虫類たちが日照時間の長短に影響を受けやすくなったということでもあります。長くなってきた日照に影響されたのでしょう。オスのヨウスコウワニがメスに執着する姿が多く見られるようになり、気になっていました。プールでもにじり寄っていき・・・



陸地でも隅に追いやってその前にどべべんと居座り、メスが逃げないようにする姿をよく見るようになった2月の終わりに・・・。



昼間、来園者の方から「ワニがけんかをして血を流している」との連絡が入りました。クマの掃除を中断して駆けつけたところ、オスがメスに噛みついていました。すぐに中に入り、棒をオスの口に押し込んでこじ開け、メスを開放しました。確認すると右前脚の付け根あたりをざっくりと怪我していました。ビデオを後ほど確認すると、オスに追われたメスが逃げようとしたところ、オスが逃がすまいと軽く噛みつき、それでも逃げようとしたメスに強く噛みついたようです。



すぐに治療を始めました。抗生剤の軟膏を塗り、傷の表面にフィルムを貼りつけます。命に別条は無さそうですが残念ながら同居は中止にする判断をしました。

今後は隣同士で別居をさせて、メスの方もオスを許容するような行動をとったら交尾の時だけ同居というハミルトンガメやホウシャガメと同じ方式をとるしかなさそうです。かなり繁殖までのハードルが高くなってしまいました。

でもこれくらいメスに執着するオスの方が、繁殖させるという意味では良いオスだと・・・、自分を納得させている今日この頃でございます。