更新日:2024.07.16採血への道 Part1
更新日:2024.07.16
採血への道 Part1
チンパンジーの採血に向けた取り組みの第一段階として、4月から始めた獣医立会いの下でのトレーニング。
この3ヶ月間でチンパンジー達も獣医のいる状況にだいぶ慣れたため、いよいよ今月から実際の採血口を用いたトレーニングを開始しました!
(安全管理のため、採血トレーニングは飼育員・獣医の2名体制で行っています。)
さすがに初めは、採血口の中に腕を入れる事を警戒するチンパンジー達。
そこで担当者が、反対側から好物のブドウやバナナを手渡し、続いて手渡す距離を徐々に延ばしていき、チンパンジーの腕を採血口の奥まで誘導します。
ちなみに最終的には、採血口の中に見える横棒をチンパンジーに握らせて、採血の態勢を保持することが目標です。
さて、コブヘイはというと、トレーニングの初回から横棒の手前まで腕を入れる事が出来るようになりました。
ただし手の平を下にしたまま採血口に腕を入れてしまうので、今後は手の平を上にした状態で腕を入れる動作と、横棒を握る動作を覚えてもらおうと思います。
続いてこちらはコウタロウ。
まずは採血口の中を真剣に見つめます。
そしてよいしょ!
残念、それは足です(笑)。
お、今度はしっかり腕を入れて、さらに横棒に触れることが出来ました!
3回目のトレーニングでは、手の平を上にして採血口に腕を入れる事を理解し始めたコウタロウ。
やはりこれまでのトレーニングと同様、オトナよりコドモの方が学習スピードが速いようです。
チンパンジーの採血への道は始まったばかりですが、これからも進捗があり次第、またこちらのブログでお伝えできたらと思います☆
(チンパンジー係5年生 伊原)