更新日:2026.08.12カモシカの視線
カモシカの視線
突然ですが、
カモシカを見かけた際に、こちらを見つめてくる・・・
なんて経験がある方がいるのではないでしょうか?
見かけたことないなという方は「ニホンカモシカ」と検索してみてください!
おそらく、カメラ目線の写真がたくさん出てくると思います!
カモシカ担当者は獣舎に入るといつもカモシカたちからの視線を感じています。

ニホンカモシカは動いているものに反応し、じっと見つめていることが多いです。
視力が悪いから?
と言われることが多いそうですが、本当にそうなのかはわかっていません。
他にも
好奇心旺盛だから?敵かどうかを観察しているから?
と理由は様々なことが言われています。
ちなみに
金沢動物園で飼育している「ツバキ」は見てくるだけではなく、近寄ってきてこちらの様子をうかがってきます。

見つめてきてかわいい!と思う方も多いと思いますが、野外で出会ってもお互いの怪我を防ぐために近づかないようにしましょう!
そんな見つめてくる動物、ニホンカモシカの特徴を活かした変わった方法の「狩り」をしていた歴史があるようなので紹介したいと思います。
二人一組の狩りのようで、一人が手拭いを使ってカモシカに踊りを披露します。
そうするとカモシカがそれをじっと見つめます。そのうちにもう一人が後ろから近づき捕獲する・・・
という方法です。
現在は過去に狩猟により生息数が激減したこともあり特別天然記念物に指定されていることから狩りは行われていませんが、カモシカの特徴を活かした興味深いお話ですよね。
カモシカたちはなぜ私たちを見つめるのか...

ぜひ皆さんも動物たちが見ている世界を想像しながら、観察してみてはいかがでしょうか?
今回のカモシカポイント!――カモシカの眼――
実際に視力が悪いかどうかはわかっていないようです。ただ、カモシカはヤギの仲間なので横長の瞳を持っており、300°以上の広い範囲が見えると言われています。この広い視野は陸上で天敵をいち早く発見することに優れているため、多くの草食動物がこのような瞳を持っています。
また、家畜のヤギでは50m先に立っている人間を見分けられるという研究結果もあるようです。

「クロベ」の瞳も横長ですね!
カモシカたちを驚かせない程度にカメラ目線の写真撮影にチャレンジしてみてください!
かさい