更新日:2022.01.25竹の伐採と雑木林再生 ~その②~
更新日:2022.01.25
竹の伐採と雑木林再生 ~その②~
その①の続きです。
晩春から初秋までと、少し時間がかかりましたが、竹林化しかけていた元雑木林から、竹やアオキ、ネザサなどを取り除きました。見るも無残な状態ですね。残っている木も徒長や立ち枯れをして、今にも倒れそうです。後の情報収集で、この場所は少なくとも40年前にはクヌギやコナラ主体の雑木林だったことが分かりました。もしかすると、木の老化と竹の侵入の時期が重なり、よりひどい状況になったのかもしれません。
その情報を基に、再生の一歩として、園内で豊作だったクヌギとコナラのドングリを500個程植えました。園内には数年前の土砂崩れで木が失われ、自然の変遷に林の再生を委ねている場所があり、順調にその過程をとっています(先駆樹種のカラスザンショウやアカメガシワが人丈程に育っています)。しかし今回は、「播種する」という形で人が手を出す方法をとりました(木が育つよう、管理も続けます)。様々な方法を試し、どのように林が再生するのかを体感して、今後の園内林の健全化に役立てたいと考えております。 今後も季節ごとに途中経過をお知らせ致します、お楽しみに。 次は、となりの竹林の整備です。
つづく
(飼育展示係 野口)