植物に徹している

産み落とされて種のごとし。

育つこと枝のごとし。

ナナフシといういきものは徹底して植物に似ているなと思います。

ナナフシモドキのお母さん。エノキの枝にそっくりです。

こちらはトゲナナフシのお母さん。やはり、とげとげの植物にそっくりです。

お父さんはおりません。ナナフシモドキやトゲナナフシのオスは非常に珍しく、基本的にメスだけで繁殖する「単為生殖」という方法で繁殖します。

ナナフシモドキのオスは全国で十数例しか確認されていないようです。しかし、そんな珍しいオスが今年の4月に横須賀市で発見されたと広報誌に掲載されていました。いつかは見てみたいものです。

そして、これがナナフシの卵など。飼育容器の底にパラパラと落ちています。
どれが何かというと.・・・

左からナナフシモドキの卵、ナナフシモドキの糞、トゲナナフシの卵、トゲナナフシの糞、小松菜の種です。

特にトゲナナフシの卵と小松菜の種はそっくりですね。

卵から成虫まで植物にそっくりというのは本当に面白いですね。

飼育展示係　先崎

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