
更新日:2020.04.15金沢自然公園で水の生き物を調査してみた
更新日:2020.04.15
金沢自然公園で水の生き物を調査してみた
春は色んな生き物が動き出し楽しい季節です。少し前に、金沢自然公園内の水場で生き物調査をしたのでご紹介します。
金沢自然公園内の小さな池では、マルタンヤンマやヤブヤンマのヤゴ、ヒメアメンボなど12種類の生き物が見られました。この場所ではたくさんのヤマアカガエルが産卵していたのですが、なぜかオタマジャクシが見つかりませんでした。
日陰にある小さな池ですが、トンボにとって貴重な繁殖地になっているようです。
マルタンヤンマのヤゴ
ヤブヤンマのヤゴ
また、水の谷ではミナミメダカやモツゴ、ヌカエビといった在来の魚類や甲殻類、アメンボやマメゲンゴロウなど9種類の生き物が見られました。ここでは外来のカダヤシ、アメリカザリガニ、カワリヌマエビが見られ、1/3が外来種でした。
アメンボ
マメゲンゴロウ
Ⅱノ沢ではオニヤンマ、マルタニシ、カワニナなど12種類の生き物が見られました。マルタニシは横浜市内ではあまり見かけた記憶がありません。特に珍しい生き物ではないのですが、市街地ではタニシのような普通の生き物でさえ棲めない場所が少なくないのかもしれません。
オニヤンマのヤゴ
マルタニシ
今回の調査では不思議なくらいオタマジャクシが見つかりませんでした。あまり時間がなかったせいなのか、冬の間に食べられてしまったのか...
こうゆう疑問を解決したり、自然の中で起きていることを理解したりするためにも継続的な調査が大切です。今年は、定期的に自然公園内を調べていけたらいいなと思っています。
皆さんも、身近な生き物を観察してみてはいかがでしょう。
庭の雑草とか、たぶん面白いですよ。
先崎