更新日:2024.07.26中学生以上が対象の「動物園のお仕事」を実施しました!
中学生以上が対象の「動物園のお仕事」を実施しました!
7月12日、13日に中学生以上が対象の「動物園のお仕事」を実施しました!
まずは飼育作業に入る前に、飼育員から注意事項の説明を聞いた後、参加者と担当の飼育員がそれぞれ自己紹介を行いました。
お子様が対象の「動物園のお仕事」に比べ、年齢層も飼育体験に参加したきっかけも様々でした!将来、飼育員になりたいと考えている方もいらっしゃいました。
その後、チームに分かれ、それぞれの作業場所に向かいます。
では、チームごとにどういったことを行ったか見ていきましょう!
★アジアチーム
アジアの熱帯林ゾーンの動物を担当しました。
インドゾウでは、重い糞を取り、ゾウに踏まれて固くなったおが粉を堀りかえす作業を行いました。特に餌の準備は大人でも大変そうでした。
午後はウンピョウやスマトラトラ、フランソワルトンの寝室を見学することができました。
★亜寒帯チーム
ミナミアフリカオットセイとホッキョクグマを担当しました。寝室の掃除の後に、オットセイやペンギンにアジを給餌する体験もできました。
なかなかできない体験ができ、参加者のみなさんも嬉しそうでした。
★オセアニアチーム
アカカンガルーとモウコノウマの担当でした!
寝室の掃除をしてから、アカカンガルーやエミューをすぐ近くで観察することができました。
また、毎日動物をみている飼育員ならではの話をたくさん聞くことができました。
★日本の山里・アマゾンチーム
ニホンザルとメガネグマ担当でした。
体が大きくて1部屋に1頭のみのメガネグマと小さくて1部屋に群れでいるニホンザルの掃除を行い、部屋の使い方が全く違う動物の掃除で少し苦労していました。続いて、ニホンザルの給餌器(フィーダー)を作りました。参加者が、ニホンザルのためにそれぞれ思い思いのフィーダーを楽しく作ってくれました。
※作成していただいたフィーダーをニホンザルの展示場に設置しました。その反応については後日、別のブログでアップいたします。
★コロブス・ラクダチーム
チーム名の通り、アビシニアコロブスとヒトコブラクダの担当でした。
ここでは、他のチームとは異なり、ラクダやバードショーに出ている鳥のトレーニングについても勉強することができました!
★サバンナチーム
ここでは、ヒガシクロサイとキリンに分かれて作業を行いました。
ヒガシクロサイでは、重い糞の掃除と大きい餌の準備が大変そうでしたが、ヒガシクロサイ2頭それぞれの寝室の使い方が異なる点を実際に見て、2頭の性格の違いを感じることができました。
キリンは、間近で観察することで、その背の高さを実感できました。
最後に、各チームがそれぞれどんな作業を行ったかを共有し、参加者の皆様に修了証をお渡ししました!
1日おつかれさまでした!
当日は、暑かったり、雨が降ってきたりと決して作業がしやすい天候ではありませんでしたが、皆さんがとても楽しそうに作業されていたのがとても印象的でした。また、実際の飼育作業を体験して、将来飼育員になってみたいとお話してくださる方もいて、私たち飼育員としてはとてもうれしく思いました(実はズーラシアにも飼育体験に参加し、その後飼育員になって働いている職員が何人もいたりします)。
今回、飼育体験にご参加いただいた方、どうもありがとうございました。
ズーラシアでは、このように毎年飼育体験を行っています。もし、興味がありましたら、来年度の飼育体験でお待ちしています。
(職員担当一同)