更新日:2019.12.08「臭腺(しゅうせん)」のお話
更新日:2019.12.08
「臭腺(しゅうせん)」のお話
皆さん、こんにちは。
ケープハイラックスの「臭腺(しゅうせん)」についてお話ししたいと思います。
臭腺とは、"動物が持つ、強いにおいのする分泌液をだす器官"です。
ケープハイラックスの背中をよく見てみると、背中の中央に周りの毛より色の濃い場所があると思います。
これがケープハイラックスの臭腺になります。
臭腺にはとても大切な役割があります。
それは、「自分の子どもを見分ける目印をつける」ことです。
生まれたばかりの子は、すでに毛が体に生えそろっており、眼も開いています。
子どもは母親の背中に乗ることで、母親の出す匂いを体につけます。
匂いがつくと母親は自分の子どもを判断することができるようになります。
とても分かりやすいので、すぐに見つけることができると思います。
探してみてくださいね。
飼育展示係 矢向