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リクガメに新しい草を与えていますの写真

更新日:2016.10.20リクガメに新しい草を与えています

更新日:2016.10.20

リクガメに新しい草を与えています

10月に入り、ジャケット1着羽織ると丁度いいような気候になってまいりました。9月いっぱいで渓流釣りが禁漁になり、今年のいい魚たちを思い出しながら飲むコーヒーが美味しい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年の晩夏、リクガメたちに与えているハコベを購入している業者さんから、「ハコベが採れなくなってしまったけど、何か他の雑草でもいいか」とのお問い合わせがありました。逆にどんなのが採れる?と聞いたところ今回ご紹介するカラムシを提案されました。


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こちらがカラムシ。奄美諸島などでは家畜の飼料にも使われているようですが、元々は繊維を採って織物などを作るために栽培されていた植物だそうです。


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野毛山動物園の中でも少しですが自生していました。イラクサの仲間なので葉に細かい毛が密生しています。別名も多く、マオ、マオウとも言うようです。


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ためしに取り寄せ、動物たちに与えてみると写真のホウシャガメやヘサキリクガメの嗜好性はいいようです。グリーンイグアナは嫌いみたいであまり食べませんでした。


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そして何がいいかって、繊維がとても多いことです。ホウシャガメの糞がこんなになりました。紙すきが出来るんじゃないかっていうくらい、繊維質の糞をするようになりました。このままカラムシが採れる間は続けていこうと思います。


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そしてまたまたホウシャガメ産卵!現在合計12個の卵を温めています。