更新日:2024.01.19園内花木の開花状況
園内花木の開花状況
例年この時期に開花する花木を観察してきましたのでお知らせいたします。
① ロウバイ(ロウバイ科)
中国原産の落葉広葉樹の低木で株立ちする。陰暦の12月臘月(ろうげつ)にウメの香りの花を咲かせるためにこの名があるが、「本草綱目」では、半透明のつやがある花が蝋細工のように見えるためにこの名だそうです。ロウバイは花の中央が赤紫になりますがソシンロウバイには無いので見分けが出来ます。梅林の下で見ることができます。
② チャノキ (ツバキ科)
常緑の低木または小高木ですが、大きく分けて2つの変種があります。中国南部に自生する灌木の中国種と、アッサム地方に自生するアッサム種で、こちらは高木になります。茶栽培は場所によって、緑茶や烏龍茶、紅茶などに加工されています。バーベキュー広場周辺の園路沿いで咲いています。
③ ボケ (バラ科)
落葉の低木で、株立ちになります。原産地は中国で日本に渡来し、観賞用に栽培されて様々な品種があります。5弁花で花色は淡紅、緋紅、白などです。名前は、実が瓜に似ていることから「木瓜」(もけ)と呼ばれたものが転訛してボケになったと言われています。秋に結実する実は楕円形で8月頃に熟して黄色味を帯びます。果実は生薬や果実酒に利用されています。バーベキュー広場下の園路沿いに咲いています。
④ ウメ(バラ科)
中国原産の落葉広葉樹の高木で、多数の園芸品種がある。果実を利用する品種は「実梅」として扱われ、観賞の対象になる花、香り、樹形を全体的に花梅とし、梅林や梅園で花見を行うようになりました。
金沢自然公園でも梅林で咲いています。
⑤ ビワ (バラ科)
常緑高木で、葉は濃い緑で大きく楕円形をしており、表はつやがあり裏には毛が生えています。原産地は中国で、実は食用として改良され果肉が厚い糖度の高い品種が栽培されている。のんびり野原の下で咲いています。
この他にも、園内には、サザンカ、スイセンなどが咲いています。坂道の上り下りなど歩きながらの体力作りにも適していると思いますので、ぜひお出かけください。
本年も変わらぬお付き合いのほどをお願い申し上げます。
ネコチャン