更新日:2022.07.18続～はなのはなし
更新日：2022.07.18
続～はなのはなし
前回は、ゾウが鼻で「物をつかむ」ことについて詳しくお話ししました。まるで人の手のようなゾウの鼻ですが、今回は「手」以上の使い方をご紹介しましょう。
注目すべきは水の扱い方。鼻に水を貯めることができます。さながら「コップ」のよう。
この、貯めた水をどうするかというと...、まずは飲む。
水をキャッチするボンの横で、ヨーコが鼻を口に持って行っています。鼻に貯めた水は、口に流し込み飲みます。ストローのようにチュウチュウ吸っている訳ではありません。
そして、体にかけてシャワーのようにも使います。
水をかけるヨーコ、砂をかけるボン。物は違っても同じように使っていますね。鼻には骨が入っていなくて、筋肉でできています。良く使う鼻は疲れるのでしょうか、こんな風に牙に乗せて休むこともあるんですよ。
人の手とは（もちろん人の鼻とも）違う、ゾウの鼻の使い方を見てきましたが、私が一番親近感を覚える使い方はこれ。
あ、目に水が入っちゃった、ゴシゴシ、と鼻で目を擦る姿。人の動きに似ている、と親近感も覚えつつ、とても真似できない！と尊敬のまなざしも向けてしまう。やっぱりゾウはすごい動物です。
金沢動物園公式YouTubeに「ゾウの はなの はなし」アップています。器用な鼻の使い方を見て、みなさんにもゾウのすごさを感じていただけると嬉しいです。
（はんざわ）