更新日:2021.06.03カラスビシャク
更新日:2021.06.03
カラスビシャク
カラスビシャク サトイモ科
カラスビシャクは別名「ヘソクリ」と呼ばれています。その昔農作業の合間に雑草として取り除き、乾燥したものを薬屋に売って小遣い稼ぎをしていたことからそう呼ばれるようになった、というほど古くから生薬として用いられてきました。漢方薬に用いられ、日本薬局方に収載されている「半夏(ハンゲ)」は、田畑のあぜ道などに普通に自生するサトイモ科の多年植物で「カラスビシャク」の塊茎を「半夏」として使用しています。
※「塊茎」とは
地下茎の一部が養分を蓄えて大きくなったもの、塊茎のコルク層を除いて乾燥させたものが「半夏」です。
花は6月頃に里芋の仲間に多い仏炎苞(ブツエンホウ)のある花を咲かせます。仏炎苞は仏像の光背にある炎をかたちどったものに似ていることから名づけられた植物用語ですがミズバショウが仏炎苞の代表的な花の1つです。
ミズバショウ ※イメージです!園内には自生していません
(けい太)