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国際ホッキョクグマの日★ご報告の写真

更新日:2024.03.10国際ホッキョクグマの日★ご報告

更新日:2024.03.10

国際ホッキョクグマの日★ご報告

月27日は国際ホッキョクグマの日でした!

くまの日1..jpgホッキョクグマの危機的状況や現状を発信するためにPolar Bears International (アメリカとカナダに本部を置く団体)が制定し、ズーラシアでは2月14日から3月4日までの間、パネル展やガイド、トークショーなどの「知ろう(しろう)くまフェスタ!」を開催しました。

くまの日2..jpgさらに今年はなんとホッキョクグマ飼育4園館(円山動物園、日本平動物園、天王寺動物園)とボランティアチームshoeZとの連携企画のワークショップ、雑貨販売、オンラインクロストークも!と盛りだくさん。24、25日に開催した雑貨販売・缶バッチワークショップは、野生のホッキョクグマの保全や研究活動を行っているPolar Bears Internationalへの寄付に繋がる企画でした。

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昨年に引き続き、デザイナーの本田公夫さんに提供いただいたイラストのグッズやTUKIさんからの作品、さらに今回は連携4園館のホッキョクグマたちのマグネットなどなど、目移りしてしまう雑貨の数々♪また、「ホッキョクグマを応援するためにご自身の作品を雑貨販売に提供したい」とご提案をしてくれた方も!さらにさらに...24日開催の「知ろうくまトーク」で講演いただいた丹葉氏のグッズ・写真集販売(トゥーバージンズ様、文化堂様)も加わり、本当に多くの来園者の方々にイベントにお立ちよりいただきました。

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ホッキョクグマを応援するために、雑貨販売、解説や缶バッチづくりを担当してくれたのは、shoeZと東京ECO動物海洋専門学校のみなさんです。

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25日はあいにくのお天気でしたが、24日は天気にも恵まれ多くの来園者でにぎわう中でしたので、ホッキョクグマ周辺の混雑と、ワークショップでも長い時間お待ちいただくことになったり、ご希望のグッズが手に入らず残念な思いをされた方もいたかと思います。ご迷惑をおかけすることになった方々申し訳ございません。

昨年にも増して、私たちの予想をはるかに超える参加者にお集まりいただきました。参加者も運営側も、「ホッキョクグマのために...」という気持ちから、それぞれが出来るかたちを集結させ、大きな力へと変えることが出来ました!そして、なんとズーラシアからは353,471円の寄付が集まり、連携4園館合わせて総額844,261円をPolar Bears Internationalへ送らせていただくことになりました。趣旨に賛同してくれたみなさま、ありがとうございました。

くまの日7.jpg危機的状況に置かれているホッキョクグマのためにズーラシアでも何かできることを...とshoeZのみなさんと共に始めた国際ホッキョクグマの日のイベント。最初の頃は現状を伝えることからはじめ、年々少しづつ内容をアップグレードしていきましたが、ホッキョクグマへの関心と保全の輪がどんどん広がってきたことはとても嬉しいことです。

くまの日8.jpgとは言っても、横浜でも異常な温かさを感じた今年の冬、野生のホッキョクグマの現状が厳しいことに変わりはありません...。

くまの日9.jpg今回、「知ろうくまトーク」の中で講演いただいた丹葉氏は、20年以上にわたりカナダでホッキョクグマの写真を撮り続けている方です。トークショーの中で、昔に比べてホッキョクグマと遭遇できる機会が減っていたり、昨年の訪問時には雪ではなく雨に降られ、近年の気候変動やホッキョクグマへの影響を感じているとのお話があり、私も改めて厳しい現実を感じました。

くまの日10.jpg私たち一人ひとりに出来ることは地球規模からしたらとても小さなことかもしれませんし、出来ることも限られてはいますが、今回のようにイベントに参加してくれたみなさんの「ホッキョクグマのために...」との気持ちが、この先もどんどん広がり、野生のホッキョクグマの保全に少しでもつながっていくと嬉しいですね。

今後もゴーゴやイッちゃんの姿から野生にも関心を広げてもらえるような繋がりの場となれるよう、ズーラシアから出来る保全の機会を企画していきたいと思います。

担当:いとう さくら